皆さん、こんにちは!
あべのハルカス美術館で「奇才展」が開催されていましたので、先日行ってきました。
従来、江戸絵画史は流派別に語られ、各流派の様式からはみ出した絵師達は「異端」として無視されてきました。
しかし1960年代後半から既成の殻を打ち破り、自由で斬新な発想をする異端の絵師達を 「奇才の系譜」として見直そうという動きが活発になりました。
こうした奇才の絵師達を規制の殻を打ち破った絵師と捉えれば、装飾性を絵画の世界に持ち込んだ琳派と言われる「俵屋宗達」「尾形光琳」や、写生の新しい方向を試みた 「円山応挙」等も含めるべきと考え、そうした奇才の絵師達の展覧会です。
重要文化財級の作品も何点か展示されていましたが、僕が一番よかったのは「曽我蕭白」の「群仙図屏風」でしたね。
曽我蕭白は、本で何度か作品等を見て変わった絵を書く人だと思っていましたが、実際の作品を見てますと、この思いをさらに強くしましたね(笑)。
11月8日まで開催していますので、芸術の秋に相応しい美術鑑賞はどうでしょう?
今日は、ここまでです。